GCSE Japanese FAQ

Link to FAQ in English 

2022 Summer Timetables

 

Monday 18 April - Friday 20 May 2022

  • Speaking Exam Period

What is it like? - Information and practice link 

Friday 10 June 2022 Afternoon 

  • Listening (35min/F, 45min/H) 

  • Reading (50min/F, 1h05m/H)

Monday 20 June 2022 Afternoon

  • Writing (1h20min/F, 1h25min/H)

Thursday 25 August​

  • Result Day

GCSEとは?

イギリスでセカンダリースクール修了時に受ける全国統一の学力試験。外国語はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの試験があります。通常ヨーロッパ言語の1つを必須または選択科目として学びます。中には日本語のようなユニークな言語をカリキュラムに取り入れGCSE 日本語試験を実施する学校もあります。家庭学習のみで試験を目指すことも可能で、個人受験者はprivate candidateと呼ばれます。国際家庭で育つお子さんにとっては中学校で習う外国語レベルの日本語とはどういうものなのか意識する良い機会です。保護者の方は中学時代に習った英語のレベルをご想像ください。

このページではよく聞かれる質問を紹介します。

GCSEの試験はいつ?

毎年4月〜6月にスピーキング試験、リーディング&リスニング試験(同日)、ライティング試験の3回行われます。スピーキング試験が一番最初で学校が実施日を決めます。他の試験はイギリス全国で同じ日に実施されます。タイムテーブルはPearson Edexcelのウェブサイトで発表されます。

GCSEの資格は何の役に立つ?

日本語の基礎力がつくことが一番いい点だと思います。他の教科とともにGCSEの成績として記録され、好成績は中学卒業後の進学にも役立ちます。

GCSEの判定は9段階。4以上は合格で、6以上だと良い成績です。

Standard pass:4  

Strong pass     :  5   

セカンダリースクールからシックスフォームカレッジなどに申し込む時にGCSEのグレード平均や希望校が定める基準以上のグレードが何教科あるかが重要です。この時に日本語のような個人受験の科目も6か学校によって5以上でも役に立つ可能性が高いです。これらは私の生徒たちの学校に関する情報ですのでご参考までに。私立校や進学校は別途ご確認ください。なお、大学受験時のポイント制度にはGCSEの成績は反映されません。

 

GCSEはイギリスの学生のためのカリキュラムです。短期間の英国滞在後に日本へ帰国される場合はレベルも易しすぎるのでご不要だと思います。

 

日本語がカリキュラムにない学校でも受けられる?

私の地域(ロンドン南部) ではその可能性が高いです。

 

学校への相談や申し込みはいつ、どのように?

受けたい年度の9〜12月に学校に問い合わせてください。クラス担任からイグザムオフィサーの先生に伝えてもらうか、外国語の先生に相談するのがいいと思います。OKと言われたらその年度の夏に学校内で試験を受けさせてくれます。学校が試験機関に申し込む時期(2月)が近づいたら担当の先生に再度連絡して確認すると安心です。

GCSEの試験に種類がある?

2種類あり、どちらがいいか申込時に学校から聞かれます。

Foundation Tier(F) :グレードの最高は5

Higher Tier (H):グレードの最高は9

問題の難易度と使用漢字数が異なります。日本語会話ができたり学習歴があるお子さんはHigher。日本語が完全に初めてで家庭学習のみの場合はFoundation も検討すると良いです。迷う場合は変更の締切を聞いてぎりぎりに決めるのをお勧めします。

学校でGCSEを受けられない場合は?

例年ロンドンの英国国際教育研究所というで会場で受験できましたが毎年確認が必要です。ここは申し込み締切が12月前半と早いのでご注意を。

他にも「イグザムセンター」と呼ばれる会場で個人受験ができると聞いたことがあります。お住まいの近くにイグザムセンターがあるかPearsonのウェブサイトから調べられますが、リストに載ってる会場でGCSE日本語の受験が可能とは限りません。各会場に問い合わせが必要です。Pearsonに聞いてみるのもいいかもしれません。ウェブサイトのページの下の方に連絡先が掲載されています。イグザムセンターを利用する場合はスピーキングテストの試験官を探す必要はないと思います。

 

ロンドン以外での個人受験はどこで受けられるかわからないとお悩みの方が多いです。何かご存知の方は情報をいただけたら掲載します。

日本語力と必要な準備期間の目安は?

学校の授業なら120時間程度(+宿題等)の学習を終えてから受ける試験です。

Pearson EdexcelのウェブサイトにあるSample assessment materials をご覧ください。私の個人的な感覚で高いグレードが目標の場合、Reading paperが7割ぐらい理解できれば1年、半分ぐらいなら2年準備。ほぼ全問理解できれば作文などに特化して1〜2ヶ月でブラッシュアップをお勧めします。

2年の個人レッスンをお勧めしたいのは以下のようなお子さんです。

  • ひらがな・カタカナは一文字ずつ読めるが本格的な読み書きは初めて。会話は理解できる。

  • ひらがな・カタカナの文章は読めるが、日本語会話に慣れていない。

私の教室はグループレッスンでお休みも長いので上記のようなお子さんと3年間で準備します。教室を始めた時は短期間で試験勉強を終えて日本語から解放されたい人が多いと思っていましたが、意外にも和気藹々と長く勉強するペースが受け入れられています。

今まで日本語を勉強しなかったが挑戦可能?

もちろんです。GCSEはゼロから学習するイギリスの中学生のための試験ですから小学校時代に読み書きを練習しなかったお子さんでも到達できる目標です。1週間に2時間ぐらい(例:レッスン1時間+自学習1時間)勉強する習慣は必要です。準備期間の目安は目標によって2〜3年です。

家庭学習だけでも挑戦できる?

はい、個人レッスンを受けなくても勉強はできると思います。GCSE 教材のページをどうぞ。

サンプル問題はある?

はい。こちらのリンクをどうぞ。Foundation Tier(Grade 1-5, 76 Kanji) とHigher Tier (Grade 1-9, 200 Kanji)の2種類あります。

どちらのレベルも語彙範囲が非常に広いのが特徴です。Higher TierのReadingとListeningには問題の意味が分かりにくい難問がいくつかあります。

グレード予測と目標設定

成績は4技能の合計で決まります。総合力は受験の年に模試をするまではっきりわかりません。私の教室は週1時間で年間に30回弱のレッスンを行います。3年ぐらい通ってくださる生徒さんで日本語のバックグラウンドがある場合は7から9を目指す人が多いです。私は4つの試験(Higher)合計予測でざっくりと50〜60%正解=Grade 5、60〜70%=Grade 6というように置き換えます。プログレスの目安は1年の勉強でグレードを1つアップと考えています。あくまで個人の感覚です。

日本語会話がない家庭のお子さんがひらがな学習から始める場合は3年でFoundation Tier(易しめで漢字が半分以下の試験)のパス、つまり4から5に到達するのをベンチマークにしています。日本語は文字を覚える負担が大きいのでFoundation でもかなり手応えがあります。Y9-10になると他の外国語のグレード目標と比べることができてわかりやすいです。

いつ受けるのが一番いい?

若すぎる年齢で受けるとよくない?

試験問題はY11が対象です。個人受験はY10-11なら学校で受験できるがそれ以前は無理というケースを度々耳にします。少し待っても学校で受けた方がいい理由は以下の通りです。

  • 外部の試験センターで受験する場合は会場に合計3回お子さんを連れて行かなければならない。

  • 学校ならスピーキングテストの日時を決める時に校内行事を避けてもらえる。

  • 16歳向けの試験問題はY7-8のお子さんには長くトピックも退屈

 

私は日本語力がGCSEレベルに達している場合もY9-10まで待つことをお勧めしていますが、Y 9とY10ではY10の方がお子さんにとって精神的に楽だと思います。Y10-11になると学校で選択している外国語で同様の試験対策が始まり共通点が多いので自信を持って臨めるからです。また、Y7-8のお子さんや保護者に試験の概要や学校とのやりとりを説明するのは日本語チューターの負担も大きいです。

ネイティブは良い成績でないと意味がない?

私は同意しません。この質問は大学進学時の情報と誤解されているのかもしれません。GCSEはA-levelsの成績のように大学受験の手続き上で直接的なポイント対象にはなりませんので、日本人だから〜・日本人なのに〜と判断される場面はありません。大学進学時は申し込む大学のコースが必要とする教科の成績が一番大切で、日本語A-Levelの成績が加点になるかどうかは志望コースによって異なると思います。ネイティブの語学の成績がどう見られるかというより、日本語が志望コースと関係がない場合、他の教科の選択や成績はどうかや日本語も受験科目の一部として認められるかのリサーチが重要だと思います。

学校に日本語の先生がいない場合のスピーキングテスト

保護者が学校から試験官探しを頼まれるケースが多いです。Japan Foundationの日本語チューターのリストから学校に来られるエリアの先生をお探しになるのがお勧めです。日本語教師の求人ページに無料で広告を出すこともできます。リストから探すより効率がいいかもしれません。学校によってはこのような試験官探しを引き受けてくれるところもあります。毎年私もJapan Foundationを通じて学校や保護者からの試験官募集のお知らせを拝見しています。また、試験官は資格は不要なので、家族以外で日本語話者が身近にいたら依頼するのも一案です。試験のSpecificationを読んで準備してもらいましょう。

なお、このウェブサイトでは試験官探しは承っておりません。お問い合わせにはお返事ができませんのでご理解ください。

 

スピーキング試験官への費用

試験時間(例:予備含め1時間)分の料金と事前ミーティング、学校とのコミュニケーション、試験日の移動時間や交通費を考慮した費用請求があると思います。学校に支払いをお願いできるかはケースバイケースのようです。

 


 

結果の受け取り方

学校は自動的に知らせてくれない場合もあるので結果発表日以降にお問い合わせを

GCSE修了後は?

日本語力の維持向上のために学習を続ける生徒もいます。クラスの紹介をご参照ください。

パンデミックの時、試験はどうなった?

Covid-19により一斉試験ではなく教師が成績評価を提出しました。学校外で勉強してきた人にとっては学校が個人チューターからの成績評価を認めるかどうかがポイントでした。私の場合、消極的な学校には私の日本語教師経験を保護者から学校へメールで伝える交渉をお願いしました。Y9-10など若い生徒は次年度まで待つように勧められた人も多かったと思います。また4技能のうちスピーキングテストは簡易化され成績に反映されませんでした。

パンデミック年度の受験例

日本語チューターがそれまでに行った複数のテストなどをもとに成績を予測し、試験のスキャンやスピーキング能力評価用紙と一緒に学校に提出。学校によっては5月に別途校内でモックテストを実施。その採点はチューターが行うケース、外部のモデレーターに託されるケースなど学校の判断で異なりました。個人の日本語チューターはPearson Edexcelのニュース更新などを随時チェックしながら学校、保護者と連携していたと思います。